フードマエストロ | グルメ資格ガイド

食べることが仕事のグルメ資格って、フードアナリストのときも同じこといってなかった？
と、お思いの方もいるかもしれませんが、フードマエストロ資格のマエストロとは“巨匠”という意味。
対して前回紹介したフードアナリスト資格のアナリストとは“分析者”という意味です。
どう違うグルメ資格なのかというと、フードマエストロ資格者はあくまでもグルメ専門であるということと、グルメ専門であるがゆえに、より深いグルメ知識を有するのです。
また、グルメの評価というよりは、グルメの楽しみを伝え、グルメ業界全体の底上げをするのが目的の資格です。
グルメを味わい、そのグルメの良し悪しを適切に判断してくれる人がいなければ、良いグルメは作れません。
調理師の味覚だけでは最高の味わいのグルメを作るためには不十分なのです。
そこで、欠けている“良い食べ手”の部分を補うのがこの資格保有者です。
この資格保有者の有する技能は、素材や食の深い知識。味はもちろん、文化、成り立ち、素材の組み合わせまで。
そして何より確かな舌です。
資格保有者の活躍の場は、幅は広いですが、現在、需要はさほど大きくありません。
この資格は数あるグルメ資格の中でも新しく、07年3月に第一回試験が行われたばかり。
ですから、あえてこの資格を指定している求人は無に等しいです。
しかし、この資格をアピールすれば、食の達人として信頼をおかれ、職場での活躍によっては収入アップも見込めるでしょう。

受験資格：20歳以上。
資格受験日：年１回。9月末頃。